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2024/07/17 09:26

6月の小売売上高は前月比横ばいで上振れ、5月分を上方修正 無料記事

 米商務省センサス局は16日、6月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比ほぼ横ばいの約7043億ドルにとどまったことを明らかにした(前年同月比では2.3%増)。市場予想(約0.3%減)ほど悪化していない。5月分については「0.1%増」→「0.3%増」に上方修正した。4〜6月の3カ月間では、前年同期比で2.5%増加している。
 自動車・部品を除いた6月の小売売上高は前月比で0.4%増え、こちらも市場予想(約0.1%増)を上回った。種類別では、自動車・部品ディーラーが2.0%減、ガソリンスタンドが3.0%減、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.1%減と苦戦する一方、家具店が0.6%増、家電量販店が0.4%増、建材・園芸資材店が1.4%増、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.1%増、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が0.9%増、衣料品店が0.6%増、GMS(百貨店など)が0.4%増、その他小売店が0.3%増、非店舗販売が1.9%増、飲食店が0.3%増と堅調だった。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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