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2024/11/11 09:12

米国株大引け概況(詳報): 上昇、主要3指数は最高値 無料記事

 先週末8日のNY株式市場は、幅広い分野で買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比259.65ドル(0.59%)高の4万3988.99ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が17.32ポイント(0.09%)高の1万9286.78ポイントと小幅に4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、22.44ポイント(0.38%)高の5995.54ポイントと4日続伸で終了(場中では初の6000ポイント台をつける場面もあった)。 主要3指数は軒並み最高値を更新している。
 米大統領選挙で共和党トランプ氏が勝利したことを受け、この日も騰勢が継続。一部の大型ハイテク株に利益確定売りが入ったものの、その他銘柄の上げがカバーした。米長期債が続伸し、10年債利回りが4.30%(↓0.03ポイント)にやや下がるなか、金利動向に敏感な公益などのセクターが上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。ディフェンシブな公益や生活必需品のほか、一般消費財、資本財などのセクターが値を上げた。トランプ氏の当選を支援したマスク氏が経営する電気自動車大手テスラ(@TSLA/U)が8.19%高と大幅続伸したほか、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が4.27%高、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が3.27%高、電力大手のヴィストラ(@VST/U)が4.55%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が3.15%高、航空部品大手のゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が3.33%高と買われている。
 一方、コミュニケーションや情報技術、素材の3業種は下落。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.33%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.84%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.68%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.89%安と値を下げた。


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