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2019/11/14 09:05

大引け概況(詳報):上昇、ダウとS&Pは最高値更新 無料記事

 13日のNY株式市場は、緩和的な米金融政策の継続期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は上昇し、前日比92.10ドル(0.33%)高の2万7783.59ドルと2日ぶりに過去最高値を更新した。S&P500指数も買われ、2.20ポイント(0.07%)高の3094.04ポイントと過去最高値を塗り替えている(ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は小幅ながら反落し、3.99ポイント安の8482.10ポイントで終了)
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこの日、米上下両院合同の経済委員会で「米経済は持続的な拡大基調にある」と証言するとともに、「現在の金融政策が適切である公算が大きい」と述べた。これにより、低金利環境で好景気が続くとの期待が高まった格好だ。
 最高値を更新したダウ平均構成銘柄では、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が7.32%高と急伸。前日開始した動画配信サービスの登録者数について、「1000万件を突破した」と発表したことが追い風だ。スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)も2.00%高と上昇。「アマゾン・ドット・コムのサイト上での商品販売を終了する」と明らかにしたことを受け、自社によるオンライン販売を積極化する姿勢が好感されている。
 セクター別では、生活必需品の上げが目立つ。小売り大手ウォルマート(@WMT/U)が1.56%上昇したのをはじめ、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が1.35%高、消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が1.16%高、食品・飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が0.99%高と買われた。
 一方、肥料・飼料大手のモザイク(@MOS/U)は5.97%安と急落。JPモルガン・チェースによる投資判断、目標株価の引き下げが逆風だ。


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