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2023/12/08 09:23

「Gemini」発表でアルファベット5%高、AI開発競争に対する懸念が後退 無料記事

 7日のNY株式市場では、IT大手のアルファベット(@GOOGL/U)が前日比5.31%高の136.93ドルと急伸して取引を終えた。新AI基盤モデルを発表したことで、マイクロソフト(@MSFT/U)とのAI開発競争を巡る過度の懸念が後退した格好だ。
 アルファベット(@GOOGL/U)の中核子会社グーグルは6日、新たな人工知能(AI)基盤モデル「Gemini」を発表した。◆特定タスクやモバイルに用いる軽量モデル「Gemini Nano」、◆幅広いタスクに対応する汎用モデル「Gemini Pro」、◆最大かつ最も機能的なモデル「Gemini Ultra」――の3つのバージョンを紹介している。
 ブローカーの間では、アルファベットの先行きに対する安堵の声が広がった。例えばウェルズ・ファーゴは「Gemini」について「収益化の動向が今後どうなるか」に警戒しつつも、「“AI市場でのグーグルはどこだ”という喧騒を鎮めるには十分な成果」との見解を示している。また、BofA証券も「グーグルのAI能力に対する懸念が重しとなっていた。競争力のあるモデルの投入は、消費者の検索動向やクラウド顧客への販売動向にプラスの影響を及ぼす可能性がある」と分析した。


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