2024/12/09 10:34
米国株週間相場見通し:堅調な値動きか
今週のNY株式市場は、利下げ期待が高まる中で全体として底堅い値動きとなろう。
注目された11月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が22.7万人と予想(22万人)を上回る一方、失業率が4.2%と予想(4.1%)より悪い内容で着地したため、今月FOMC(18日)での利下げ確率が85%まで上昇。利下げ確実ラインとされる70%を大きく超えたため、10年債利回りが4.15%に低下した。この流れは、ハイテクなど高PER銘柄の追い風だ。
インフレ懸念が再燃するとの見方がそれほど多くないことも、利下げを実施しやすくする背景。今週は11月の物価指標(CPIやPPI)が発表されるが、上昇率が前回からやや加速する程度にとどまる見通しだ。
他の期待材料としては、本格化する年末商戦が挙げられる。先週はミシガン大学消費者マインド指数が予想を上回るなど、景況感が大きく改善していることがプラスだ。今週はまた、12日に発表されるコストコの決算も手掛かり材料となる可能性もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
注目された11月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が22.7万人と予想(22万人)を上回る一方、失業率が4.2%と予想(4.1%)より悪い内容で着地したため、今月FOMC(18日)での利下げ確率が85%まで上昇。利下げ確実ラインとされる70%を大きく超えたため、10年債利回りが4.15%に低下した。この流れは、ハイテクなど高PER銘柄の追い風だ。
インフレ懸念が再燃するとの見方がそれほど多くないことも、利下げを実施しやすくする背景。今週は11月の物価指標(CPIやPPI)が発表されるが、上昇率が前回からやや加速する程度にとどまる見通しだ。
他の期待材料としては、本格化する年末商戦が挙げられる。先週はミシガン大学消費者マインド指数が予想を上回るなど、景況感が大きく改善していることがプラスだ。今週はまた、12日に発表されるコストコの決算も手掛かり材料となる可能性もあろう。
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