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2025/01/29 08:32

米国株大引け概況(詳報): 上昇、「DeepSeek」ショックからテック株が回復 無料記事

 28日のNY株式市場は、中国新興AI企業DeepSeekを巡る懸念で前日に一部の人工知能(AI)関連銘柄が急落した後、やや買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比136.77ドル(0.31%)高の4万4850.35ドルと続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が391.76ポイント(2.03%)高の1万9733.59ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、55.42ポイント(0.92%)高の6067.70ポイントと反発して引けている。
 前日に暴落したGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が8.93%高と反発するなど、前日の「ショック」からやや冷静さが戻った格好。株式市場全体には波及しなかったが、ハイテク株やSaaS銘柄などに買いが入っている。
 決算発表銘柄の値動きはまちまち。自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が8.89%安、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が9.18%安と急落する一方、クルーズ大手のロイヤル・カリビアン(@RCL/U)が12.00%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.50%高と値を上げた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち3業種が上昇。大型ハイテク株を含む情報技術(↑3%超)のほか、コミュニケーション、一般消費財といったセクターが買われた。前述したエヌビディアのほか、29日引け後の決算発表を控えたIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.91%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.19%高、30日引け後の決算発表を控えたIT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.65%高と値を上げている。
 一方、生活必需品や公益、エネルギーなど8業種は下落。日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.04%安、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が4.46%安、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.93%安と値を下げた。


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