2025/05/19 09:22 NEW!!
米国株週間相場見通し:もみ合いか 
今週のNY株式市場は、高値警戒感が意識される中で神経質な値動きとなりそうだ。 来週26日(月)がメモリアル・デイ休場ということもあり、3連休を前に今週後半は積極的な買いが控えられよう。
貿易に関するポジティブな材料(米中双方が90日の猶予期間に関税率を115%引き下げることに合意したほか、半導体の輸出規制が一部緩和されたことなど)がかなり織り込まれた感がある中、マーケット全体に過熱感が高まっている点に注意を要する。ナスダックやフィラデルフィア半導体指数(SOX)の14日RSIは、すでに過熱を示す70前後で推移。過去の経験則では、いったん利益確定の動きが出やすい水準に入ったと言える。
景気指標の悪化も気がかり。先週末(16日)発表されたミシガン大学消費マインド指数が50.8(予想は53.4)と過去2番目の低水準を記録したほか、同指標で1年後インフレ期待が7.3%と1981年以来の高水準に跳ね上がった。先週発表された他の指標では、4月の小売売上高も前月から伸びが大きく減速していた。
景気指標の下振れにもかかわらず、特に利下げ観測が強まっているわけでもない(16日の10年債利回りは4.4770%となったが、依然として高い水準にあることには変わりがない)。目先は、今週発表される指標(5月のS&P製造業・サービス業PMIなど)に一喜一憂することになろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
貿易に関するポジティブな材料(米中双方が90日の猶予期間に関税率を115%引き下げることに合意したほか、半導体の輸出規制が一部緩和されたことなど)がかなり織り込まれた感がある中、マーケット全体に過熱感が高まっている点に注意を要する。ナスダックやフィラデルフィア半導体指数(SOX)の14日RSIは、すでに過熱を示す70前後で推移。過去の経験則では、いったん利益確定の動きが出やすい水準に入ったと言える。
景気指標の悪化も気がかり。先週末(16日)発表されたミシガン大学消費マインド指数が50.8(予想は53.4)と過去2番目の低水準を記録したほか、同指標で1年後インフレ期待が7.3%と1981年以来の高水準に跳ね上がった。先週発表された他の指標では、4月の小売売上高も前月から伸びが大きく減速していた。
景気指標の下振れにもかかわらず、特に利下げ観測が強まっているわけでもない(16日の10年債利回りは4.4770%となったが、依然として高い水準にあることには変わりがない)。目先は、今週発表される指標(5月のS&P製造業・サービス業PMIなど)に一喜一憂することになろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。