今週のNY株式市場は、利下げペースが加速するとの見方が強まる中で全体として底堅い展開となりそうだ。
　注目されたパウエルFRB議長のジャクソンホール講演は、市場が懸念していたよりハト派的な内容だった。これを受けてNYダウは終値ベースで8カ月ぶりの高値を更新したほか、利下げ加速の思惑で米10年債利回りも4.25％まで低下している。
　ただ、29日に発表される7月の米個人消費支出(PCE)価格指数には注意を要する。前回とほぼ同水準と見られているものの、上振れた場合は利下げ加速の観測に水を差すこととなろう。


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