2025/06/24 08:28
米国株大引け概況(詳報): 上昇、イランの抑制的反撃で不安後退 
23日のNY株式市場は、中東懸念が後退するなかで堅調な展開。主要指標のダウ平均が前日比374.96ドル(0.89%)高の4万2581.78ドルと続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が183.56ポイント(0.94%)高の1万9630.97ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、57.33ポイント(0.96%)高の6025.17ポイントと反発し、「6000ポイント台」に回復している。
米国が週末に行った攻撃に対するイランの反応が予想以上に抑制的だったことで、投資家らが安堵のため息をついた格好。イラン軍はこの日、カタールの米軍基地をミサイル攻撃したものの、カタールの防空システムによって防がれたこと、死傷者が出なかったことなどが報じられた。これにより、米軍の攻撃で一時78ドル台/バレルまで急騰していたWTI原油先物は68.51ドル/バレルと7%余り下落している。
また、金利低下も追い風。先週末にウォラーFRB理事が7月会合での利下げの可能性に言及したことに続き、この日はボウマンFRB副議長も、インフレ圧力が抑制されているなら7月会合での利下げを支持する可能性があると述べた。米国債が買われ、2年債利回りが3.86%(↓0.05ポイント)、10年債利回りが4.35%(↓0.03ポイント)に低下している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇(エネルギーのみ2%超の下落)。大型ハイテク株を含む一般消費財や情報技術のほか、生活必需品、資本財など幅広いセクターが1%余り買われた。テキサス州オースティンでロボタクシーサービスを始めた電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が8.23%急伸したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.80%高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.51%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.37%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.80%高と値を上げている。非ハイテク株では、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が1.82%高、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が2.47%高、航空部品大手のゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が3.53%高と上昇した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米国が週末に行った攻撃に対するイランの反応が予想以上に抑制的だったことで、投資家らが安堵のため息をついた格好。イラン軍はこの日、カタールの米軍基地をミサイル攻撃したものの、カタールの防空システムによって防がれたこと、死傷者が出なかったことなどが報じられた。これにより、米軍の攻撃で一時78ドル台/バレルまで急騰していたWTI原油先物は68.51ドル/バレルと7%余り下落している。
また、金利低下も追い風。先週末にウォラーFRB理事が7月会合での利下げの可能性に言及したことに続き、この日はボウマンFRB副議長も、インフレ圧力が抑制されているなら7月会合での利下げを支持する可能性があると述べた。米国債が買われ、2年債利回りが3.86%(↓0.05ポイント)、10年債利回りが4.35%(↓0.03ポイント)に低下している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇(エネルギーのみ2%超の下落)。大型ハイテク株を含む一般消費財や情報技術のほか、生活必需品、資本財など幅広いセクターが1%余り買われた。テキサス州オースティンでロボタクシーサービスを始めた電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が8.23%急伸したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.80%高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.51%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.37%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.80%高と値を上げている。非ハイテク株では、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が1.82%高、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が2.47%高、航空部品大手のゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が3.53%高と上昇した。
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