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2025/03/17 08:54 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 急反発、幅広い銘柄に押し目買い 無料記事

 先週末14日のNY株式市場は、総じて買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比674.62ドル(1.65%)高の4万1488.19ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が451.08ポイント(2.61%)高の1万7754.09ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、117.42ポイント(2.13%)高の5638.94ポイントと反発で引けている。
 前日にS&P500が「調整相場」に入ったことで(ナスダックはすでに「調整相場」入り)、この日は大幅下落後の安値を拾う動きが活発化した。上院のチャック・シューマー院内総務(民主党)が共和党の政府予算法案を阻止しないと発言したことで、政府閉鎖の可能性が低下したことも追い風。消費者心理の悪化や関税関連の不透明感は依然として懸念材料だが、安全資産の米国債は売られ、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は21.77(↓2.89)に下がった。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションのほか、エネルギーや金融などのセクターが軒並み2%以上買われた。翌週に年次カンファレンスを控えたGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.27%高と急伸したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.58%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.86%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.09%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.87%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.13%高と値を上げている。このほか、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が3.22%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が3.16%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.97%高と買われた。


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