IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)は2日、約9000人の従業員を削減すると発表した。CNBCなど複数メディアが同日付で伝えたもの。削減対象は世界全体の従業員の4％未満（2024年6月末時点の従業員数は約22万8000人）。地域や部門、経験レベルを問わず幅広い範囲に及ぶという。
　新年度（26年度：25年7月〜26年6月）の開始に合わせた組織再編の一環とみられる。同社の広報担当者は「変化の激しい市場で成功を収めるため、必要な組織変更を継続して実行している」とコメントした。消息筋によると、中間管理職の階層削減により組織の機動性向上を図るという。
　マイクロソフトは25年に入り、すでに複数回の人員削減を実施。1月に成績不振者の1％未満を削減した後、5月に6000人超、6月に300人以上を解雇していた。今回発表されたリストラは、23年に行ったリストラ（約1万人）に継ぐ大きな規模となる。


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