24日のNY株式市場は、クリスマス休暇を控えて薄商いながら底堅い展開。主要指標のダウ平均が前日比288.75ドル(0.60％)高の4万8731.16ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が51.47ポイント(0.22％)高の2万3613.31ポイントとそろって5日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、22.26ポイント(0.32％)高の6932.05ポイントと5日続伸で終了。ダウ平均とS&P500指数はともに最高値を更新している。翌25日はクリスマスで休場となる。
　半日取引だったクリスマス週の3日目も堅調な流れ。動意薄だが総じて上昇基調を維持した。特段の新規材料はないものの、市場参加者の一部は「サンタクロース・ラリー」を期待している。米国債も買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.13％（↓0.03ポイント）に低下した。VIX指数（恐怖指数）は13.47（↓0.53）とさらに下がっている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇（エネルギーのみ下落）。生活必需品や公益などディフェンシブセクターを中心に強含んだ（上昇幅は全て0.8％未満と小幅）。会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が2.00％高、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が0.92％高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.83％高、製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.34％高と値を上げている。大型ハイテク株は総じて小動きだったが、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)は3.77％高と買われた。
　他の個別銘柄では、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)も4.64％高と急伸。アップル(@AAPL/U)のティム・クック最高経営責任者(CEO)がナイキ株5万ドル相当を購入したことが刺激材料となっている。


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