2025/05/12 08:51 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): 小動き、米中協議控え様子見ムード 
先週末9日のNY株式市場は、前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比119.07ドル(0.29%)安の4万1249.38ドルと小反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が0.78ポイント(0.00%)高の1万7928.92ポイントとほぼ横ばいで取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、4.03ポイント(0.07%)安の5659.91ポイントと小反落で引けている。
週末にスイスで予定されている米中貿易協議を控え、やや様子見ムードがくすぶる状態。何らかの緊張緩和で合意されると期待されているが、すでに実施された高関税率(米国の対中関税率は145%、中国の対米関税率は125%)に変化が無ければ失望される恐れもある。トランプ大統領はSNS「Truth Social」に「中国への関税80%は妥当だ。ベッセント財務長官に任せる」と投稿し、関税率の引き下げを示唆していた。米国債市場はほぼ横ばい。長期金利を代表する10年債利回りは4.38%と変わらず、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は21.90(↓0.58)と低下基調を保っている。
セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギー、素材、資本財のほか、一般消費財、公益などのセクターが堅調だった。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.17%高、産金大手のニューモント(@NEM/U)が2.18%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.64%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.72%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.91%高と値を上げている。
一方、コミュニケーションやディフェンシブなヘルスケア、生活必需品といった3業種は下落。なかでもヘルスケア関連の下げが目立ち、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.25%安、メルク(@MRK/U)が2.16%安、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(@REGN/U)が3.63%安と売られた。このほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.92%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が1.34%安と弱含んでいる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
週末にスイスで予定されている米中貿易協議を控え、やや様子見ムードがくすぶる状態。何らかの緊張緩和で合意されると期待されているが、すでに実施された高関税率(米国の対中関税率は145%、中国の対米関税率は125%)に変化が無ければ失望される恐れもある。トランプ大統領はSNS「Truth Social」に「中国への関税80%は妥当だ。ベッセント財務長官に任せる」と投稿し、関税率の引き下げを示唆していた。米国債市場はほぼ横ばい。長期金利を代表する10年債利回りは4.38%と変わらず、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は21.90(↓0.58)と低下基調を保っている。
セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギー、素材、資本財のほか、一般消費財、公益などのセクターが堅調だった。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.17%高、産金大手のニューモント(@NEM/U)が2.18%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.64%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.72%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.91%高と値を上げている。
一方、コミュニケーションやディフェンシブなヘルスケア、生活必需品といった3業種は下落。なかでもヘルスケア関連の下げが目立ち、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が2.25%安、メルク(@MRK/U)が2.16%安、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(@REGN/U)が3.63%安と売られた。このほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.92%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が1.34%安と弱含んでいる。
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