アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)のクラウド部門、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は3日、AI開発企業のオープンAIと複数年にわたる戦略的パートナーシップを締結したと発表した。同クラウド契約の期間は7年間、規模は380億ドルに上る。
　オープンAIは同契約を通じ、即座にAWSのインフラ利用を開始し、数十万台のエヌビディア(@NVDA/U)製GPUにアクセスする構え。今後7年間で必要に応じて容量を拡大できる。
　CNBCによると、オープンAIにとっては、大株主であるマイクロソフト(@MSFT/U)への依存から脱却し、クラウドパートナーを多様化する動きを進めている格好。オープンAIは今年までマイクロソフトと独占クラウド契約を結んでいたが、今年1月に同契約が解消された。先週にはマイクロソフトの「優先的地位」も期限切れを迎え、他のクラウド事業者との提携がより自由になっている。もっとも、マイクロソフトとの関係も保持。オープンAIは先週、「Azure」サービスを2500億ドル分追加購入する契約を発表したばかりだ。
　アマゾン株は週明け3日、前営業日比4.00％高の254.00ドルと大幅続伸して取引を終了。連日で過去最高値を更新した。


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