2日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に堅調な展開。主要指標のダウ平均が前日比185.13ドル(0.39％)高の4万7474.46ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が137.75ポイント(0.59％)高の2万3413.67ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、16.74ポイント(0.25％)高の6829.37ポイントと反発で引けている。
　材料不足のなかでセクターごとにまちまちな値動きだが、小型テック株の好決算が投資家心理を下支え。良好な決算・ガイダンスによってデータベース大手のモンゴDB(@MDB/U)が22.23％高、ケーブル大手のクレド・テクノロジー(@CRDO/U)が10.12％高と急伸し、他のテック銘柄の業績にとっても良い兆しとなった。先月には高バリュエーションやAI関連支出の持続性を巡る懸念でテック関連が売られていたが、足元で回復基調をたどっている形だ。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち3業種が上昇。資本財のほか、大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションといったセクターが堅調だった。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.86％高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.09％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.67％高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.97％高と強含んでいる。半導体関連ではインテル(@INTC/U)が8.65％高と急伸し、SOX指数（↑1.84％）の上げに寄与した。資本財の一角でも上げが目立ち、航空機大手のボーイング(@BA/U)が10.15％高、発電設備大手のGEベルノバ(@GEV/U)が4.28％高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.54％高と買われている。
　一方、景気動向に敏感なエネルギーや素材、ディフェンシブな公益、ヘルスケア、生活必需品といった8業種は弱含み。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.50％安、産金大手のニューモント(@NEM/U)が1.47％安、飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.78％安、医薬品卸売大手のマッケソン(@MCK/U)が3.17％安と値を下げた。


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