2025/12/16 08:48 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): 続落、AI関連銘柄への売りが継続 
週明け15日のNY株式市場は、人工知能(AI)関連銘柄が引き続き相場の重しとなる展開。主要指標のダウ平均が前日比41.49ドル(0.09%)安の4万8416.56ドルと続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が137.76ポイント(0.59%)安の2万3057.41ポイントと3日続落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、10.90ポイント(0.16%)安の6816.51ポイントと小幅続落で引けている。
AI関連銘柄からディフェンシブ銘柄や景気敏感株などに資金を移す動きが継続する流れ。ナスダックが売られる半面、ハイテク株・AI関連銘柄の割合が比較的低いダウ平均はほぼ横ばいで推移した。主要統計の発表を控え、買い手控えムードもくすぶる。11月雇用統計、10月小売売上高は翌16日に発表される予定だ。米国債が小反発し、長期金利を代表する10年債利回りは4.17%(↓0.01ポイント)にやや下がった。
セクター別では、S&P500全11業種のうち3業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーションといったセクターが軟調だった。前日に続き、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が5.59%安、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.66%安と売られたほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.50%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.78%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.61%安と値を下げている。
他の個別銘柄では、ITサービス管理(ITSM)大手のサービスナウ(@NOW/U)は11.54%安と急落。「サイバーセキュリティ新興企業アルミスを最大70億ドルで買収するもよう」との観測報道で財務負担が懸念された。
一方、ヘルスケアや公益、生活必需品など8業種が上昇するなど、ディフェンシブなセクターは底堅い。医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.38%高、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が3.10%高、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が1.60%高と値を上げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
AI関連銘柄からディフェンシブ銘柄や景気敏感株などに資金を移す動きが継続する流れ。ナスダックが売られる半面、ハイテク株・AI関連銘柄の割合が比較的低いダウ平均はほぼ横ばいで推移した。主要統計の発表を控え、買い手控えムードもくすぶる。11月雇用統計、10月小売売上高は翌16日に発表される予定だ。米国債が小反発し、長期金利を代表する10年債利回りは4.17%(↓0.01ポイント)にやや下がった。
セクター別では、S&P500全11業種のうち3業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーションといったセクターが軟調だった。前日に続き、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が5.59%安、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.66%安と売られたほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.50%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.78%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.61%安と値を下げている。
他の個別銘柄では、ITサービス管理(ITSM)大手のサービスナウ(@NOW/U)は11.54%安と急落。「サイバーセキュリティ新興企業アルミスを最大70億ドルで買収するもよう」との観測報道で財務負担が懸念された。
一方、ヘルスケアや公益、生活必需品など8業種が上昇するなど、ディフェンシブなセクターは底堅い。医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.38%高、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が3.10%高、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が1.60%高と値を上げた。
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