週明け23日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比66.69ドル（0.16％）高の4万2906.95ドルと3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が192.28ポイント（0.98％）高の1万9764.88ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、43.22ポイント（0.73％）高の5974.07ポイントと続伸で引けている。
　年末の「サンタクロース・ラリー」が期待されるなか、騰勢が続いた格好。長期金利を代表する10年債利回りが4.59％（↑0.07ポイント）と上昇基調を続けていることが気掛かり材料だが、ハイテク株を中心に楽観的な動きが広がった。市場心理を示すVIX指数（恐怖指数）は16.78(↓1.58)と連日で下がっている。なお、今週水曜の25日はクリスマスの祝日で休場となる予定だ。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇（生活必需品、素材、資本財の3業種は下落）。大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術、一般消費財のほか、ヘルスケアやエネルギーなどの業種が買われた。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.50％高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.68％高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.69％高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.27％高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.71％高と上げが目立っている。また、エヌビディア以外の半導体銘柄も高い。ブロードコム(@AVGO/U)が5.24％高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.52％高、台湾積体電路製造(TSMC：@TSM/U)が5.15％高と軒並み急伸した（SOX指数は3.10％高）。


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