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2025/11/11 08:35 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 上昇、ナスダックは2%高 無料記事

 週明け10日のNY株式市場は、政府閉鎖解除の可能性を受けてリスクオンの展開。主要指標のダウ平均が前営業日比381.53ドル(0.81%)高の4万7368.63ドルと続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が522.63ポイント(2.27%)高の2万3527.17ポイントと急反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、103.63ポイント(1.54%)高の6832.43ポイントと続伸で引けている。
 上院が週末9日、政府閉鎖解除に向けて連邦予算法案を採決するための手続き動議を可決したことで、上昇して寄り付いた。少数の民主党議員らが共和党議員と共に賛成票を投じ、事態が打開される可能性が高まっている。こうした中、AI関連銘柄への買いが復活し、大型ハイテク株などへの買いが目立った。債券売り・株高の構図となり、VIX指数(恐怖指数)は17.60(↓1.48)に低下している。 
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が軒並み上昇(生活必需品や公益など3業種は下落)。なかでも大型ハイテク株を含む情報技術(↑2%超)、コミュニケーション(↑2%超)、一般消費財(↑1%超)の上げが大きかったほか、景気動向に敏感な素材、エネルギーなども買われた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.79%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が6.46%高、半導体設備大手のラム・リサーチ(@LRCX/U)が4.41%高と値を上げている(SOX指数は3.02%高)。このほか、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が4.04%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.66%高、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(@PLTR/U)が8.81%高、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が4.57%高と急伸した。




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