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2025/07/04 08:35 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 上昇、ナスダックとS&P500は連日最高値 無料記事

 3日のNY株式市場は、短縮取引ながら総じて堅調な展開。主要指標のダウ平均が前日比344.11ドル(0.77%)高の4万4828.53ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が207.97ポイント(1.02%)高の2万601.10ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、51.93ポイント(0.83%)高の6279.35ポイントと続伸で終了。ダウ平均が最高値に近づき、ナスダックとS&P500は連日でともに最高値を切り上げている。
 主要経済指標の上振れが支援材料。6月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比で14万7000人増えたこと(市場予想:約10万6000人増)、週間の新規失業保険申請件数が減少したこと、6月のISMサービス業景況感指数が50.8(市場予想:約50.5)と拡大圏に回復したこと――などを受け、米景気懸念が薄らぐ流れとなった。米経済の底堅さが意識されるなか、7月FOMCでの利下げ期待は後退。米国債が売られ、2年債利回りが3.88%(↑0.10ポイント)、10年債利回りが4.35%(↑0.07ポイント)に上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇(素材はほぼ横ばい)。大型ハイテク株を含む情報技術や一般消費財のほか、金融、資本財など幅広いセクターが堅調だった。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.33%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.58%高、業務ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が3.19%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.59%高と値を上げている。また、「トランプ政権が中国への半導体設計ソフトウェアの輸出制限を撤廃した」との報道を受け、半導体設計ソフトウェアを手掛けるシノプシス(@SNPS/U)とケイデンス・デザイン・システムズ(@CDNS/U)はそれぞれ4.90%、5.10%ずつ急伸した。
 なお、翌4日は独立記念日で休場となる。


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