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2025/01/16 08:46

米国株大引け概況(詳報): 上昇、12月コアCPIの下振れを好感 無料記事

 15日のNY株式市場は、インフレ鈍化や金利低下などを背景に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比703.27ドル(1.65%)高の4万3221.55ドルと3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が466.84ポイント(2.45%)高の1万9511.23ポイントと6営業日ぶりに反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、107.00ポイント(1.83%)高の5949.91ポイントと3日続伸で引けている。
 コアインフレ率が予想外に鈍化したことが好材料。朝方発表された昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比↑2.9%で市場予想に一致したが、コアCPIが同↑3.2%(市場予想:約↑3.3%)と前月の↑3.3%からやや減速した。インフレ再燃への懸念がいったん後退するなか、長期金利を代表する10年債利回りは4.65%(↓0.14ポイント)に急低下している。原油先物が約6カ月ぶりに1バレル80ドル台に戻るなど、同懸念はくすぶるが、金融銘柄の堅調な決算などもあり、ハイテク株や金融株を中心に買う動きが広がった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇(生活必需品のみ下落)。大型ハイテク株を含む一般消費財(↑3%超)、コミュニケーション(↑2%超)、情報技術(↑2%超)のほか、金融(↑2%超)の上げが目立った。ハイテク関連では、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が8.04%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.57%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.85%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.10%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.40%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.56%高と軒並み値を上げている。また、好決算で金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が6.02%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が6.69%高、シティグループ(@C/U)が6.49%高と急伸した。



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