感謝祭の休場明けで半日取引だった11月28日のNY株式市場は、薄商いだが買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比289.30ドル(0.61％)高の4万7716.42ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が151.00ポイント(0.65％)高の2万3365.69ポイントとそろって5日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、36.48ポイント(0.54％)高の6849.09ポイントと5日続伸で引けている。
　追加利下げ観測が引き続き追い風。「FedWatch」ツールによると、12月FOMCでの利下げ確率は約86％に上っている。日中に目立った新規材料は無かったが、幅広いセクターの上昇基調が続いた。VIX指数（恐怖指数）は16.35（↓0.86）に下がっている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇（ヘルスケアのみ下落）。エネルギーのほか、一般消費財、コミュニケーションなどのセクターが堅調だった。大型ハイテク株では、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.81％安と反落する一方、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.77％高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.26％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.34％高と値を上げている。半導体関連も総じて強く、インテル(@INTC/U)が10.19％高と急伸したほか、マイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.70％高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が1.54％高と買われた(SOX指数は1.82％高)。
　非ハイテク株では、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.00％高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.77％高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が1.97％高と値を上げている。


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