2025/12/17 08:49 NEW!!
米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウ平均とS&P500は3日続落 
16日のNY株式市場は、まちまちの展開。主要指標のダウ平均が前日比302.30ドル(0.62%)安の4万8114.26ドルと3日続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が54.05ポイント(0.23%)高の2万3111.46ポイントと小反発で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、16.25ポイント(0.24%)安の6800.26ポイントと小幅に3日続落で引けている。
午後遅くに一部テック株・大型株に買いが入ったものの、総じて軟調な流れだった。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが決まった後、市場参加者は新たな材料を探している。この日発表された11月雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比6万4000人増えたが(市場予想は約5万人増)、特に強いというわけではなかった(10月分は10万5000人減)。10月の小売売上高は前月比横ばいで、市場予想(約0.1%増)をやや下回っている。米国債は買われ、長期金利を代表する10年債利回りが4.15%(↓0.02ポイント)に低下した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。エネルギー(↓約3%)の下げが目立ったほか、ヘルスケアや金融など幅広いセクターが軟調だった。ロシア・ウクライナの和平合意を巡る楽観論の高まりで原油先物が約4年10カ月ぶりの安値に沈むなか、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.62%安、コノコフィリップス(@COP/U)が3.81%安、APA(@APA/U)が5.18%安と売られている。また、売上高ガイダンスを引き下げた製薬大手のファイザー(@PFE/U)が3.41%安と値を下げ、医療保険大手のヒューマナ(@HUM/U)やセンティーン(@CNC/U)もそれぞれ6.03%、3.66%ずつ下落した。
一方、大型ハイテク株を含む情報技術や一般消費財、コミュニケーションの3業種は小幅に上昇。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.07%高と過去最高値を更新したほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.81%高、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.02%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.49%高と強含んだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
午後遅くに一部テック株・大型株に買いが入ったものの、総じて軟調な流れだった。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが決まった後、市場参加者は新たな材料を探している。この日発表された11月雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比6万4000人増えたが(市場予想は約5万人増)、特に強いというわけではなかった(10月分は10万5000人減)。10月の小売売上高は前月比横ばいで、市場予想(約0.1%増)をやや下回っている。米国債は買われ、長期金利を代表する10年債利回りが4.15%(↓0.02ポイント)に低下した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。エネルギー(↓約3%)の下げが目立ったほか、ヘルスケアや金融など幅広いセクターが軟調だった。ロシア・ウクライナの和平合意を巡る楽観論の高まりで原油先物が約4年10カ月ぶりの安値に沈むなか、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.62%安、コノコフィリップス(@COP/U)が3.81%安、APA(@APA/U)が5.18%安と売られている。また、売上高ガイダンスを引き下げた製薬大手のファイザー(@PFE/U)が3.41%安と値を下げ、医療保険大手のヒューマナ(@HUM/U)やセンティーン(@CNC/U)もそれぞれ6.03%、3.66%ずつ下落した。
一方、大型ハイテク株を含む情報技術や一般消費財、コミュニケーションの3業種は小幅に上昇。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.07%高と過去最高値を更新したほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.81%高、業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が2.02%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.49%高と強含んだ。
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