2025/04/18 08:52
米国株大引け概況(詳報): まちまち、S&P500は小反発 
17日のNY株式市場は、(ダウ平均以外が)前日終値を挟んでもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比527.16ドル(1.33%)安の3万9142.23ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が20.71ポイント(0.13%)安の1万6286.45ポイントとそろって3日続落する一方、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数が7.00ポイント(0.13%)高の5282.70ポイント、小型株を代表するラッセル2000指数が17.14ポイント(0.92%)高の1880.62ポイントとそろって反発して取引を終えた。
指数のうちダウ平均が特に軟調だったのは、ウエイトの高い医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が22.38%安と急落したため。市場全体としては、中小型株を中心に堅調な値動きを保った。特段の新規ニュースは無かったものの、トランプ大統領が日本との貿易交渉で「大きな進展があった」と述べたこと、中国や欧州連合(EU)との貿易交渉に期待を示したことなどで、市場では各国との協議が概ね前向きに進展しているとやや楽観されている。長期金利を代表する10年債利回りが4.32%(↑0.04ポイント)と上がったが、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は29.65(↓2.99)とやや低下した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。エネルギー(↑2%超)、生活必需品(↑2%超)、公益などのセクターが堅調だった。原油先物が続伸(↑3%超)したことを受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.62%高と上昇したほか、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.55%高、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が2.76%高と値を上げている。
一方、ヘルスケアや大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーションの3業種は下落。ヘルスケア部門では、経口減量薬開発で良好な治験結果を報告した医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が14.30%高と急伸する一方、(前述したように)最新決算で医療コストの上昇を示したユナイテッドヘルスが急落した。また、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.87%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.03%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.38%安と軟調だった。
なお、翌18日は「グッドフライデー」で休場となる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
指数のうちダウ平均が特に軟調だったのは、ウエイトの高い医療保険大手のユナイテッドヘルス(@UNH/U)が22.38%安と急落したため。市場全体としては、中小型株を中心に堅調な値動きを保った。特段の新規ニュースは無かったものの、トランプ大統領が日本との貿易交渉で「大きな進展があった」と述べたこと、中国や欧州連合(EU)との貿易交渉に期待を示したことなどで、市場では各国との協議が概ね前向きに進展しているとやや楽観されている。長期金利を代表する10年債利回りが4.32%(↑0.04ポイント)と上がったが、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は29.65(↓2.99)とやや低下した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。エネルギー(↑2%超)、生活必需品(↑2%超)、公益などのセクターが堅調だった。原油先物が続伸(↑3%超)したことを受け、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.62%高と上昇したほか、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.55%高、会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が2.76%高と値を上げている。
一方、ヘルスケアや大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーションの3業種は下落。ヘルスケア部門では、経口減量薬開発で良好な治験結果を報告した医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が14.30%高と急伸する一方、(前述したように)最新決算で医療コストの上昇を示したユナイテッドヘルスが急落した。また、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.87%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.03%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.38%安と軟調だった。
なお、翌18日は「グッドフライデー」で休場となる。
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