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2025/12/02 08:49

米国株大引け概況(詳報): 6営業日ぶりに反落、金利の上昇などが逆風 無料記事

 週明け1日のNY株式市場は、先週までの5日続伸がいったん止まる展開。主要指標のダウ平均が前日比427.09ドル(0.90%%)安の4万7289.33ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が89.77ポイント(0.38%)安の2万3275.92ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、36.46ポイント(0.53%)安の6812.63ポイントと反落して引けている。
 ビットコインなど仮想通貨への売りや金利の上昇などが相場の逆風。欧州や日本で債券売り・金利上昇が進むなか、米国でも2年債利回りが3.53%(↑0.04ポイント)、10年債利回りが4.09%(↑0.08ポイント)に上昇した。投資家心理がやや悪化し、幅広いセクターが軟調に転じている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。公益(↓2%超)のほか、資本財、ヘルスケア、コミュニケーションといったセクターが1%余り下がった。ガス・電力事業持ち株会社のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が3.40%安、電力大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が3.14%安、発電機器大手のGEベルノバ(@GEV/U)が3.81%安、航空機エンジン大手のゼネラル・エレクトリック(GEエアロスペース、@GE/U)が3.35%安、医薬品大手のメルク(@MRK/U)が2.86%安、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(@REGN/U)が3.85%安と売られている。仮想通貨関連銘柄も安い。ロビンフッド・マーケッツ(@HOOD/U)とコインベース(@COIN/U)はそれぞれ4.09%、4.76%安と下落した。
 一方、エネルギーのほか、大型ハイテク株を含む情報技術や一般消費財といった3業種は小幅に上昇。このところ好調だったネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.65%安と値を下げる一方、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.52%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.65%高、エヌビディアから出資を受けた半導体EDAソフト大手のシノプシス(@SNPS/U)が4.85%高と値を上げた。


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