3日のNY株式市場は、セクターごとに高安まちまちな展開。主要指標のダウ平均が前日比76.47ドル（0.17％）安の4万4705.53ドルと小幅続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が76.96ポイント（0.40％）高の1万9480.91ポイントと3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、76.96ポイント（0.40％）高の6049.88ポイントと3日続伸で終了。ナスダックとS&P500はともに連日で終値ベースの最高値を更新している。
　今週末の雇用統計の発表を控え、様子見ムードで軟調なセクターが多い半面、大型ハイテク株に資金が移る流れ。米国債は小動きで、2年債利回りが4.18％と横ばいな半面、10年債利回りが4.22％（↑0.03ポイント）にやや上昇した。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち3業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術、一般消費財といったセクターが連日で買われた。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.51％高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.28％高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.18％高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.30％高と値を上げている。ただ、マスクCEOへの巨額報酬計画がデラウェア州の裁判所によって再び拒否されたことで、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)は1.59％安と反落した。
　また、公益や金融、資本財など8業種は軟調。再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.01％安、投資会社のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)が1.50％安、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が4.66％安、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が2.38％安と値を下げている。


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