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2021/01/14 08:36

大引け概況(詳報): ダウ小反落、ナスダックは続伸 無料記事

 13日のNY株式市場は、高値警戒感で終盤にかけて売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比8.22ドル(0.03%)安の31060.47ドルと小反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は56.52ポイント(0.43%)高の13128.95ポイントと続伸して取引を終えた。長期金利の上昇基調が一服したことをきっかけに、「(景気回復をテーマに)これまで相場をけん引してきた景気敏感株に利益確定売りが入り、その他の出遅れ銘柄に資金が移った」との見方がみられた。
 この日相場をけん引したのは、公益やITなどのディフェンシブセクター。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.62%高、電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)が2.96%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.44%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.62%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.74%高と値を上げた。ヘルスケア株も買われ、製薬大手のイーライリリー(@LLY/U)が3.75%高、バイオ医薬品大手のアッヴィ(@ABBV/U)が2.43%高、アボット ラボラトリーズ(@ABT/U)が3.04%高と上昇している。
 一方、エネルギーや資本財、素材などの景気敏感セクターは下落。石油大手のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.15%安、油田サービス大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.60%安、ハリバートン(@HAL/U)が2.53%安、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が1.78%安、航空・防衛大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が1.43%安と値を下げた。
 他の個別動向では、経営トップの交代で半導体大手インテル(@INTC/U)が6.97%高と急伸。ボブ・スワン最高経営責任者(CEO)が退任し、後任として仮想化ソフト大手のVMウエア(@VMW/U)トップのパット・ゲルシンガー氏を招へいしたことで事業のテコ入れ期待が強まった。


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