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2020/02/13 10:14

カーニバル:新型肺炎の悪影響予想、EPSが0.55〜0.65ドル減少か 無料記事

 クルーズ船大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)は12日、新型コロナウイルスの感染拡大による自社業績への影響について、「アジア事業すべてを4月末まで停止した場合、2020年度(19年12月〜20年11月)で1株当たり0.55〜0.65ドル(顧客への補償費用を含む)の悪影響がある」と試算した。
 ウイルスの感染拡大に伴う渡航制限を受け、中国港湾からのクルーズ船の運営を一時停止しているほか、アジア他地域での予約キャンセルにつながっているという。業績へのインパクトは影響される期間によるため、状況が進展中の現在は完全な予想ができないとしつつも、「世界的な予約への悪影響が業績に響く」と予想している。こうしたなか、業績への影響を緩和するため、緊急対策計画を策定している点も補足した。
 同社は今年3月下旬に第1四半期(12月〜2月)決算を発表し、通期ガイダンスを更新する予定だ。
 19年度(18年12月〜19年11月)の業績によると、同社の地域別売上高は、北米が115億200万ドル(売上比率:55.23%)、欧州が63億1800万ドル(同:30.33%)、オーストラリア・アジアが26億3200万ドル(同:12.63%)、その他が3億7300万ドル(同:1.79%)となっている。同年の希薄化後EPSは4.32ドル(調整後ベースでは4.40ドル)。


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