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2026/03/12 08:46 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウとS&P500は続落 無料記事

 11日のNY株式市場は、イラン戦争や原油価格の動向をにらみながら方向感の無い展開。主要指標のダウ平均が前日比289.24ドル(0.61%)安の4万7417.27ドルと続落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が19.03ポイント(0.08%)高の2万2716.13ポイントと小幅に3日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、5.68ポイント(0.08%)安の6775.80ポイントと小幅に続落して引けている。
 原油価格が反発するなか、株式相場は不安定な推移となった。この日のWTI原油先物は1バレル87.25ドル(↑約4.6%)に上昇。国際エネルギー機関(IEA)は加盟国が石油備蓄から4億バレルを放出することを発表したが、ほぼ織り込み済みだった。事実上閉鎖されているホルムズ海峡を巡っては「貨物船3隻が飛翔体の攻撃を受けた」と報じられるなど、エネルギー輸送の正常化に時間がかかるとの懸念がくすぶっている。2月消費者物価指数は市場の予想並みの数値だったが、イラン戦争後のインフレが警戒されるなか、米国債は続落。長期金利を代表する10年債利回りが4.23%(↑0.07ポイント)に上昇し、VIX指数(恐怖指数)は24.23(↓0.70)と高止まりしている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。ディフェンシブな生活必需品や公益のほか、金融、素材、資本財など幅広いセクターが軟調だった。小売大手のウォルマート(@WMT/U)が1.30%安、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が3.49%安、電力大手のコンステレーション・エナジー(@CEG/U)が5.17%安、投資会社のKKR(@KKR/U)が3.15%安、産金大手のニューモント(@NEM/U)が2.26%安と値を下げている。
 一方、エネルギーや大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションといった3業種は上昇。原油反発を背景に石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.33%高、シェブロン(@CVX/U)が2.95%高と買われたほか、好決算を発表した業務用ソフト・クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)が9.18%高と急伸した。メモリー・ストレージ銘柄も引き続き買われ、マイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.87%高、サンディスク(@SNDK/U)が5.90%高と続伸している。



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