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2019/09/19 08:51

大引け概況(詳報):ダウ続伸、ナスダックは小反落 無料記事

 18日のNY株式市場は、米追加利下げの継続期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は続伸し、前日比36.28ドル(0.13%)高の2万7147.08ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は小反落し、8.62ポイント(0.11%)安の8177.39ポイントで終了したものの、引けにかけて下げ幅を縮小している。
 この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25ポイントの利下げが決定されたことは市場予想通りだったが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がFOMC後の記者会見で、年内の追加利下げに含みをもたせたことがプラス材料視されている。
 セクター別では、公益事業の上げが目立つ。総合エネルギー大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が1.30%上昇したのをはじめ、再生可能エネルギー発電大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.76%高、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が0.41%高と買われた。
 一方、エネルギーは安い。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.48%下落したほか、石油・天然ガス開発のデボン・エナジー(@DVN/U)が2.27%安、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.98%安、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.05%安と売られている。
 他の個別動向では、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が12.92%安と急落。前日引け後に発表された6〜8月期業績で売上高と調整後・希薄化後EPSが下振れたほか、20年5月期通期ガイダンスで軟調な見通しを示したことが逆風だ。


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