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2019/12/06 08:40

大引け概況(詳報):小幅続伸、米中協議の進展に期待 無料記事

 5日のNY株式市場は、米中貿易協議への期待が続く中で強含む展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら続伸し、前日比28.01ドル(0.10%)高の2万7677.79ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も上昇し、4.03ポイント(0.05%)高の8570.70ポイントと小幅に続伸している。
 中国商務部報道官は5日の記者会見で、米中協議に関して「両国の交渉団は緊密に連絡を取り合っている」と説明した。またトランプ大統領も中国側との交渉について「うまく行っている」と述べている。ただ、ウォール・ストリート・ジャーナルが同日、「中国が購入する米国産農産物の量や金額を巡り、米中間でまだ合意が得られていない」と報じたことを受けて上値を追う動きは限られた。
 ダウ平均構成銘柄では、有力ブローカーが高評価したナイキ(@NKE/U)とアップル(@APPL/U)が2.21%、1.47%ずつ上昇している。ナイキについては、ゴールドマン・サックスが投資判断を「ニュートラル」→「バイ」、目標株価を95→112ドルにそれぞれ引き上げ。アップルについては、シティグループが目標株価を250→300ドルに上方修正した(投資判断は「バイ」を継続)。
 セクター別では、素材の上げ幅が目立つ。建材大手のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が1.79%上昇したほか、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が1.18%高、衛生・清掃業務用品大手のエコラボ(@ECL/U)が0.64%高、アルミ合金大手のアーコニック(@ARNC/U)が0.53%高と買われた。


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