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2019/10/24 08:50

大引け概況(詳報):ダウ小反発、ナスダックも上昇 無料記事

 23日のNY株式市場は、主要指標のダウ平均が小幅ながら反発し、前日比45.85ドル(0.17%)高の2万6833.95ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も反発し、15.50ポイント(0.19%)高の8119.79ポイントで終了している。
 ダウ平均構成銘柄では、有力ブローカーによる目標株価の引き上げを受けてアップル(@APPL/U)が1.34%上昇したほか、中国販売の低迷が底入れするとの見通しを示したキャタピラー(@CAT/U)が1.23%高と買われた。最新鋭機「737MAX」について、年内の運航再開見通しを維持したボーイング(@BA/U)も1.04%上昇している。
 セクター別では、原油高(WTI先物12月限の清算値は、前日比2.7%高の55.97バレルと続伸)を受けてエネルギーが高い。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.95%上昇したほか、石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.41%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が1.56%高、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が1.47%高と買われた。
 一方、半導体セクターは安い。市場予想を下回る第4四半期ガイダンスを示したテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が7.48%安と急落するなか、アプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が2.79%安、ブロードコム(@AVGO/U)が2.48%安、インテル(@INTC/U)が0.56%安に沈んだ。
 他の個別動向では、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.09%上昇。最高経営責任者(CEO)のザッカーバーグ氏が米下院の金融委員会で、仮想通貨「リブラ」について「米当局の承認が得られるまで発行しない」と述べ、当局との対立を避ける姿勢を示したことが好感されている。


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