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2020/01/23 08:51

大引け概況(詳報):ダウ小幅続落、ナスダックは小反発 無料記事

 22日のNY株式市場は、強弱まちまちの展開。主要指標のダウ平均は、前日比9.77ドル(0.03%)安の2万9186.27ドルと小幅に続落したが、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は12.96ポイント(0.14%)高の9383.77ポイントと反発して引けた。
 中国政府が新型肺炎の感染拡大を阻止する姿勢を示したことで懸念が後退したものの、米大統領選の民主党候補者指名に関する全国的な世論調査で、「左派のサンダース上院議員が首位に立った」と報じられたことが相場の重荷となった。
 ダウ平均構成銘柄では、航空機大手のボーイング(@BA/U)やヘルスケア製品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)がさえない。「737MAX」の運航再開時期が今年半ばにずれ込んだボーイングが1.39%安、2019年第4四半期の売上高が下振れたJ&Jが1.02安に沈んだ。このほか、素材科学大手のダウ(@DOW/U)や建機大手のキャタピラー(@CAT/U)も売られている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種のうち5業種が下落。なかでもエネルギーが安い。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が0.58%、0.36%ずつ値を下げたほか、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.59%安、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が1.13%安と売られた。
 一方、情報技術は高い。有力ブローカーによる目標株価の上方修正があった半導体最大手インテル(@INTC/U)が3.60%高と急伸したのをはじめ、19年第4四半期業績が上振れたITグループ大手アイビーエム(@IBM/U)が3.39%高、半導体大手テキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が1.90%高、画像処理半導体大手エヌビディア(@NVDA/U)が0.85%高と値を上げている。


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