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2020/03/16 09:17

ダウ先物1000ポイント安、FRBの緊急大幅利下げも好感されず 無料記事

 15日午後のCME先物取引所では、ダウ平均先物が1041ポイント(4.56%)安の2万1798ドルに下落した。米連邦準備理事会(FRB)がこの日、1.0ポイントの大幅利下げに踏み切り、量的緩和政策に再び着手したものの、ほとんどポジティブ材料視されていない。市場機能の安定化に役立つ半面、「新型コロナウイルスの懸念を払拭することにはつながらない」と冷静に受け止められているようだ。
 米連邦準備理事会(FRB)は15日、新型コロナウイルスによる経済のマイナス影響を考慮し、1.0%の緊急利下げを実施すると発表。政策金利を「1.00〜1.25%」から「0.00〜0.25%」に引き下げ、金融危機以来の「ゼロ金利政策」に踏み切った。
 これに加え、総額7000億ドル規模の量的緩和策も決定。5000億ドル分の米国債、2000億ドル分の住宅ローン担保証券(MBS)を買い入れる方針を打ち出した(まず16日に400億ドル分を実施する予定)。


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