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2021/02/02 08:28

大引け概況(詳報): 反発、大型IT銘柄が高い 無料記事

 週明け1日のNY株式市場は、幅広く買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比229.29ドル(0.76%)高の30211.91ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が332.71ポイント(2.55%)高の13403.40ポイントとそろって反発して取引を終えた。
 先週に主要株価指数が3%超値下がりしたことを受け、大型IT銘柄を中心に押し目買いが優勢になった。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が3.31%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.26%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.60%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が5.83%高と軒並み値を上げている。
 先週に株価下落の主因とされた「個人投資家集団の投機的な動き」を巡る懸念については、「市場の一部に限られ、マーケット全体に伝染するリスクは低い」との見方が広がりつつある。乱高下していたゲームストップ(@GME/U)は空売り比率が低下しているという(ゲームストップの株価は30.77%安)。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも一般消費財や情報技術、コミュニケーションなどのセクターで上げが目立った。前述した大型IT銘柄のほか、好業績銘柄が買われている。ワイヤレス半導体大手のスカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)が9.77%高、アナログ半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が4.09%高、半導体製造装置大手のラムリサーチ(@LRCX/U)が3.62%高と値を上げた。今週の決算発表を予定するチャットアプリ大手のスナップ(@SNAP/U)、音楽ストリーミング大手のスポティファイ(@SPOT/U)も買われ、それぞれ7.39%、5.60%ずつ上昇している。


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