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2018/11/06 08:37

大引け概況(詳報): ダウ反発、ナスダックは続落 無料記事

 週明け5日のNY株式市場は、セクターごとに売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は前営業日比190.87ドル(0.76%)高の25461.70ドルと反発する一方、ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数は28.14ポイント(0.38%)安の7328.85ポイントと続落して取引を終えた。翌日の中間選挙を前に様子見気分がやや強まったものの、ハイテク銘柄を除き、全般に小高く推移した。
 生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブセクターのほか、金融、エネルギーなどが強含み。日用品大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が1.55%高、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が1.44%高、バイオ医薬品大手のアッヴィ(@ABBV/U)が3.80%高、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が3.67%高、投資・保険持株会社大手のバークシャーハサウェイ(@BRK .B/U)が4.68%高で引けた。堅調な決算内容や個別の支援材料が追い風になっている。シェブロンについては、第3四半期の利益が上振れたほか、有力ブローカーの格上げが寄与した。バークシャーに関しては、第3四半期の営業利益が倍増したことに加え、自社株買いを実施したことが支援材料だ。
 一方、ハイテク関連は軟調。IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が2.84%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.27%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.47%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.11%安と値を下げた。アップルについては、「一部新型モデルの増産計画を中止するようサプライヤーに要請した」と報じられたことが重し。高性能半導体大手のスカイワークス・ソリューションズ(@SWKS/U)が2.66%安と売られるなど、関連銘柄にも売りが波及した。


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