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2021/06/11 08:36

米国株大引け概況(詳報):反発、大型ハイテク株が高い 無料記事

 11日のNY株式市場は、大型ハイテク株などを中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比19.10ドル(0.06%)高の3万4466.24ドル、108.58ポイント(0.78%)高の1万4020.33ポイントで取引を終えた(S&P500は0.47%高の4239.18ポイントと過去最高値を更新)。
 注目されていた5月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比で0.6%と市場予想(約0.5%)を上回ったものの、上昇は経済再開に伴う一時的なものと受け止められた。
 米10年債利回が一時1.46%と約3カ月ぶりの水準まで下がったことを受け、大型ハイテク株が買われている。Eコマースのアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.09%上昇したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.44%上昇した。グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)とSNSのフェイスブック(@FB/U)も1.13%、0.67%ずつ値を上げている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が上昇。なかでも、医薬品メーカーを中心にヘルスケアの上げが目立つ。イルミナ(@ILMN/U)が3.86%上昇したのをはじめ、イーライリリー(@LLY/U)が3.34%高、メルク(@MRK/U)が2.84%高、ファイザー(@PFE/U)が2.19%高と買われている。
 一方、米長期金利の低下を嫌気して金融セクターは安い。ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.81%安、シティグループ(@C/U)が1.60%安、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.56%安、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.49%安に沈んだ。


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