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2021/07/01 08:36

米国株大引け概況(詳報):ダウ続伸、ナスダックは小反落 無料記事

 30日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は続伸し、前日比210.22ドル(0.61%)高の3万4502.51ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は弱含み、24.38ポイント(0.17%)安の1万4503.95ポイントと小反落で終了した(S&P500指数は0.13%高の4297.50ポイントで最高値を更新)。
 ダウ平均を構成する銘柄に関しては、景気動向に敏感な資本財関連を中心に幅広く買われている。小売り大手ウォルマート(@WMT/U)が2.71%高と急伸したほか、航空機のボーイング(@BA/U)が1.61%高、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が1.57%高、建機のキャタピラー(@CAT/U)が1.18%高と値を上げた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち6業種が上昇。なかでも、エネルギー関連の上げが目立つ。石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が3.13%上昇したのをはじめ、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が1.37%高と買われた。シェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)も0.94%、0.73%ずつ値を上げている。
 一方、コミュニケーションサービスセクターは軟調。SNSのフェイスブック(@FB/U)が1.19%安、ネット動画配信のネットフリックス(@NFLX/U)が0.99%安、SNSのツイッター(@TWTR/U)が0.26%安と値を下げた。
 他の個別動向では、半導体メモリーのマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が2.47%高。この日引け後の決算発表を前に、BMOキャピタル・マーケッツが投資判断を「マーケットパフォーム」→「アウトパフォーム」、目標株価を90→110ドルに上方修正したことが追い風だ。


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