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2021/02/18 08:40

大引け概況(詳報):ダウ3日続伸、ナスダックは続落 無料記事

 17日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は3日続伸し、前日比90.27ドル(0.29%)高の31613.02ドルと過去最高値を更新して引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は続落し、82.01ポイント(0.58%)安の1万3965.50ポイントで終了している。
 ダウ平均をけん引したのは、通信大手のベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)と石油大手のシェブロン(@CVX/U)。ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイによる新規保有が明らかになったことを追い風に、それぞれ5.24%、3.00%上昇した。一方、バークシャーが保有株を減らしたIT機器大手のアップル(@APPL/U)は1.76%安と売られている。
 低金利環境の継続観測も相場の支援材料。この日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(1月26〜27日開催分)で、参加者が「景気回復の道のりは不透明」との認識をした上で、「資産購入プログラムを縮小できるような状況はしばらく訪れない」と確認したことなどを受け、当面は緩和的な政策が続くとの見方が強まった。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が上昇。原油価格が約1年ぶりの高値を記録するなか(WTI先物3月限の清算値は1バレル61.14ドル)、エネルギーの上げが目立つ。エクソン・モービル(@XOM/U)が1.56%上昇したほか、バレロ・エナジー(@VLO/U)が1.73%高、コノコフィリップス(@COP/U)が1.04%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が0.70%高と値を上げた。
 一方、半導体関連を中心に情報技術は安い。エヌビディア(@NVDA/U)が2.79%安、テキサス・インスツルメンツ(@TXN/U)が1.23%安、インテル(@INTC/U)が0.99%安と売られた。クレジットカード大手のマスターカード(@MA/U)も1.14%安に沈んでいる。


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