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2019/03/15 09:05

大引け概況(詳報):ダウ小幅続伸、ナスダックは反落 無料記事

 14日のNY株式市場は、方向感に欠ける中でもみ合う展開。主要指標のダウ平均は小幅に続伸し、前日比7.05ドル(0.03%)高の2万5709.94ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は4日ぶりに反落し、12.50ポイント(0.16%)安の7630.91ポイントで取引を終えている。
 時価総額の大きいアップル(@APPL/U)が1.11%上昇したことがダウ平均を支えた。ブローカーのカウエンが投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を220ドルに設定してカバレッジを開始したことが追い風だ。
 ただ、上値を追う動きは限定的。3月下旬の開催が見込まれていた米中首脳会談について、米主要メディアが「4月以降にずれ込む」と報じたことや、ムニューシン財務長官が「3月中はない」と明言したことが嫌気されている。
 ネット・ハイテク主力の一角が売られたことも重荷。SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.85%下落したのをはじめ、半導体最大手のインテル(@INTC/U)が1.71%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が0.66%安、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.55%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.27%安と売られた。
 他の個別動向では、ディスカウントショップ大手のダラー・ゼネラル(@DG/U)が7.49%安と急落。この日発表された2018年11月〜19年1月期の決算で、粗利益率が市場予想を下回ったことなどが嫌気されている。
 一方、チャットアプリ大手のスナップ(@SNAP/UA)は12.24%高と急騰。ブローカーのBTIGが投資判断を「ニュートラル」→「バイ」に上方修正したことが刺激材料だ(目標株価は15ドルに設定)。


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