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2021/03/03 08:22

大引け概況(詳報): 反落、ハイテク株が安い 無料記事

 2日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比143.99ドル(0.46%)安の31391.52ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が230.04(1.69%)安の13358.79ポイントとそろって反落して取引を終えた。
 前日に急伸したこともあり、ダウ平均は前日終値を挟んで小幅なレンジで推移していたが、結局マイナス圏で終了。景気正常化で業績改善が期待される一部の銘柄が底堅く推移する一方、コロナ禍のなかでアウトパフォームしていたハイテク株が売りに押されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち素材を除く10業種が下落。なかでも情報技術やコミュニケーションなどIT・ネット関連セクターが安い。代表的な大型IT銘柄が売られ、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.64%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.09%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.45%安と値を下げた。
 半導体関連銘柄も値下がり。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.15%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.87%安、半導体装置大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が3.88%安、ラムリサーチ(@LRCX/U)が4.25%安と軒並み下落している。
 コロナ禍で急成長した銘柄の下げも目立つ。好調な決算や強気のガイダンスを発表したものの、ビデオ会議アプリを手がけるズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(@ZM/U)が9.00%安、ディスカウントストア大手のターゲット・コーポレーション(@TGT/U)が6.77%安と売られた。業績が上振れた業務用AIソフトウェア大手のシースリーエーアイ(@AI/U)も18.63%安と急落している。
 一方、コロナ禍が逆風だった銘柄は業績改善期待で上昇。旅行口コミサイト大手のトリップアドバイザー(@TRIP/U)が6.67%高、クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が4.87%高、自動車大手のフォード・モーター(@F/U)が4.76%高と値を上げた。



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