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2021/04/02 08:39

大引け概況(詳報):ハイテク株の主導で上昇、S&P500が最高値を更新 無料記事

 1日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比171.66ドル(0.52%)高の3万3153.21ドルと反発して終了したほか、ナスダック総合指数が233.24ポイント(1.76%)高の1万3480.11ポイントと続伸している(S&P500指数は1.18%高の4019.87ポイントと、終値ベースで初めて4000ポイントを突破)。
 足元で上昇していた米長期金利が1.7%台を割り込むなか、バリュエーションの高さから敬遠されていた大型ハイテク株が買い戻された。ダウ平均構成銘柄では、セールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が3.23%高、マイクロソフト(@MSFT/U)が2.79%高、アップル(@APPL/U)が0.7%高と値を上げている。
 ハイテク関連では、半導体銘柄が総じて高い。製造装置メーカーのラムリサーチ(@LRCX/U)とアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が7.40%、5.93%ずつ上昇したほか、メモリーのマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.76%高、画像処理半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が3.47%高と買われた。バイデン大統領が前日、国内半導体業界を支援するために500億ドルの補助金を出すと提案したことなどが刺激材料だ。
 エネルギーセクターも上げが目立つ。原油価格の上昇を受け(WTI先物5月限の清算値は3.9%高の1バレル61.45ドル)、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.79%上昇したほか、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.87%高、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が3.35%高と買われた。
 他の個別動向では、配車サービス米最大手ウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が5.67%高と急伸。ブローカーのジェフリーズが「バイ」の投資判断でカバレッジを開始したことが追い風だ。ウーバーについては、「経済再開の恩恵を受ける銘柄の上位」と評価している。
 なお、2日の米株式市場はイースター(復活祭)のグッドフライデーで休場となる。


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