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2021/03/04 08:34

大引け概況(詳報):続落、大型ハイテク株に売り圧力 無料記事

 3日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって続落し、それぞれ前日比121.43ドル(0.39%)安の31270.09ドル、361.04ポイント(2.70%)安の12997.75ポイントで終了した。
 長期金利の上昇に対する警戒感が広がるなか(米10年債の利回りは一時1.49%まで上昇)、大型ハイテク株やバリュエーションが高いグロース株が大きく売られている。ダウ平均構成銘柄では、セールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が3.50%安、マイクロソフト(@MSFT/U)が2.70%安、アップル(@APPL/U)が2.45%安、インテル(@INTC/U)が2.19%安と値を下げた。
 割高感が意識されやすいグロース株では、ハンドメイド製品向けマーケットプレイスのエッツィ(@ETSY/U)が12.51%安、在宅フィットネス企業のペロトン・インタラクティブ(@PTON/U)が8.38%安と急落したほか、決済サービスのスクエア(@SQ/U)とペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が7.14%安、5.25%安に沈んだ。
 一方、エネルギーや金融は高い。米追加経済対策の早期成立や新型コロナワクチンの普及による経済正常化への期待を背景に、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.91%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が2.64%高を記録。また、金融グループ大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.50%高、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が2.40%高と値を上げている。
 他の個別では、配車アプリ大手のリフト(@LYFT/U)が8.24%高と急伸。前日引け後に1〜3月期ガイダンスの上方修正を明らかにし、調整後EBITDAの赤字幅を縮小したことなどが追い風だ。



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