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2020/01/24 08:51

大引け概況(詳報):ダウ3日続落、ナスダックは最高値 無料記事

 23日のNY株式市場は、強弱入り混じる展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら3日続落し、前日比26.18ドル(0.09%)安の2万9160.09ドルで引けたが、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は続伸し、18.71ポイント(0.20%)高の9402.48ポイントと過去最高値を更新して終了した。
 ダウ平均は一時、約220ドル下げたものの、中国で発生した新型肺炎について世界保健機関(WHO)が「緊急事態宣言」を見送ったことを受け、終盤にかけて下げ幅を縮小している。
 ダウ平均の構成銘柄では、昨年10〜12月期の正味保険料収入が下振れた保険大手トラベラーズ(@TRV/U)が5.06%安、中国での生産・販売比率が高いスポーツ用品大手ナイキ(@NKE/U)が1.41%安に沈んだ。
 セクター別では、S&P全11業種のうち6業種が下落。なかでもヘルスケアが安い。製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.22%下落したのほか、同業のアッヴィ(@ABBV/U)が2.23%安、同業のバイオジェン(@BIIB/U)が1.35%安、バイオ医薬品大手のブリストル・マイヤーズ スクイブ(@BMY/U)が0.83%安と売られた。
 一方、資本財は高い。コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が3.25%高と急伸したほか、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.85%高、軍用機大手のノースロップ・グラマン(@NOC/U)が1.65%高、同業のロッキード・マーチン(@LMT/U)が1.03%高と値を上げた。
 他の個別動向では、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が7.24%高と急伸。メディアグループ大手コムキャスト(@CMCSA/U)のビデオストリーミングサービス契約者数が大幅に減少するなか、「ネットフリックスに視聴者が流れた」と伝えられたことが刺激材料だ。


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