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2021/05/21 08:47

米国株大引け概況(詳報):反発、ハイテク株が高い 無料記事

 20日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって4日ぶりに反発し、それぞれ前日比188.11ドル(0.55%)高の3万4084.15ドル、236ポイント(1.77%)高の1万3535.74ポイントで取引を終えた。
 米長期金利が1.63%に低下するなか、割高感が意識されやすい大型ハイテク・グロース株が買い戻された。IT機器のアップル(@APPL/U)が2.10%上昇したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.38%高、半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が3.89%高、電子決済サービスのペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が2.83%高と値を上げている。
 米経済指標の改善も支援材料。週間の新規失業保険申請件数は44万4000件と市場予想(約45万件)を下回るとともに、3週連続で減少して昨年3月中旬以来の低水準を記録した。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち10業種が上昇。ハイテク(情報技術)セクター以外では、コミュニケーションサービスセクターが高い。ネット動画配信のネットフリックス(@NFLX/U)が2.86%上昇したのをはじめ、ゲームソフトのアクティビジョン・ブリザード(@ATVI/U)が2.45%高、SNSのフェイスブック(@FB/U)が1.60%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.56%高と買われた。
 一方、原油安でエネルギーセクターは小幅ながら売られている。イラン核交渉の進展が期待されるなか、WTI先物6月限の清算値は前日比2.1%安の1バレル62.05ドルと約1カ月ぶりの安値に沈んだ。石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.39%安、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が0.72%安、油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が0.71%安、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.24%安と値を下げている。


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