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2021/06/25 08:31

米国株大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックとS&P500は最高値を更新 無料記事

 24日のNY株式市場は、米巨額インフラ投資計画の合意を好感して買われる展開。主要指標のダウ平均は反発し、前日比322.58ドル(0.95%)高の3万4196.82ドルで引けた。ナスダック総合指数は4日続伸し、97.98ポイント(0.69%)高の1万4369.71ポイントと3日連続で過去最高値を更新している(S&P500指数も0.58%高の4266.49ポイントで過去最高値を記録)。
 バイデン大統領と米議会上院の超党派グループは同日、8年間で1兆2090億ドルに上るインフラ投資を進めることで合意した。大型投資によって米経済活動が活発化することを見越し、ダウ平均は景気敏感株を中心に買われた。航空機のボーイング(@BA/U)が2.87%高、建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.60%高、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が1.41%高と値を上げている。
 インフラ関連では、鉄鋼大手もそろって上昇。USスチール(@X/U)が3.39%高、スティール・ダイナミックス(@STLD/U)が2.16%高、ニューコア(@NUE/U)が1.99%高と買われた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、金融セクターの上げが目立つ。ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.77%高と急伸したのをはじめ、シティグループ(@C/U)が2.40%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.57%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が0.92%高と値を上げている。米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性検査)の結果発表を控えるなか、通過した金融大手による株主還元策の強化に期待が高まった格好だ(引け後に検査対象の23行すべての通過が発表された)。


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