23日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら3日ぶりに反落し、前日比71.34ドル(0.21％)安の3万3874.24ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は3日続伸し、18.46ポイント(0.13％)高の1万4271.73ポイントと連日で過去最高値を更新している。
　ダウ平均を構成する銘柄では、工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が1.42％下落したのをはじめ、IT大手のアイビーエム(@IBM/U)が1.19％安、半導体のインテル(@INTC/U)が1.09％安、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が0.80％安と値を下げている。
　セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が下落。なかでも公益セクターの下げが目立つ。総合エネルギーのドミニオン・エナジー(@D/U)が1.45％安、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が1.17％安、再生可能エネルギー発電のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.03％安と売られた。
　一方、米10年債利回りが一時1.49％まで上昇したことを受け、大手銀行を中心に金融セクターは堅調。シティグループ(@C/U)が1.00％高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が0.98％高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が0.61％高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が0.57％高と買われている。
　またハイテク銘柄では、画像処理半導体のエヌビディア(@NVDA/U)とSNS大手のフェイスブック(@FB/U)が0.90％、0.46％ずつ値を上げた。　
　他の個別動向では、ロードサイドハンバーガースタンドのシェイク・シャック(@SHAK/U)が2.79％高。ライセンス契約を交わしている地場企業を通じ、中国国内の店舗数が2031年までに79店に増えると発表したことが追い風だ。


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