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2021/07/08 08:46

米国株大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックは4日続伸 無料記事

 7日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均は反発し、前日比104.42ドル(0.30%)高の3万4681.79ドルで引けた。ナスダック総合指数も小幅ながら上昇し、1.42ポイント(0.01%)高の1万4665.06ポイントと3日連続で過去最高値を更新している。
 米長期金利の低下が追い風だ。米長期債が買われるなか、10年債利回りは一時1.30%を下回って約4カ月半ぶりの低水準を記録した。これを受け、大型ハイテク株が上昇。IT機器のアップル(@APPL/U)が1.80%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.82%高、業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が3.62%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が1.49%高と買われた。
 金融緩和の長期化観測も支援材料。午後に公表された6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、テーパリングの議論を始めたものの、量的緩和政策の変更には「忍耐強くあるべき」と慎重な姿勢であることが確認された。
 利上げを急がない姿勢が示されたことで安心感が広がるなか、大型ハイテク銘柄以外にも買いが波及。なかでも、素材セクターや資本財セクターの銘柄が高い。工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)と衛生・清掃業務用品のエコラボ(@ECL/U)が1.51%、0.83%ずつ上昇したほか、軍用機のロッキード・マーチン(@LMT/U)と建機のキャタピラー(@CAT/U)が1.27%、0.55%ずつ買われている。
 一方、SNS大手のツイッター(@TWTR/U)は2.07%安。アカウントの回復を求めるトランプ前大統領に提訴されたことが逆風だ。


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