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2020/09/28 08:32

大引け概況(詳報): ハイテク株主導で続伸、押し目買い優勢 無料記事

 先週末25日のNY株式市場は、ハイテク株主導で買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比358.52ドル(1.34%)高の27173.96ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が241.29ポイント(2.26%)高の10913.56ポイントとそろって続伸して取引を終えた。
 目立ったニュースがなく、朝方は前日比ほぼ横ばいで始まったものの、その後はハイテク株主導で押し目買いが優勢となった。政治や経済を巡る不確実性はくすぶるものの、約1カ月間で各指数が9月初の高値から約1割値下がりするなか、値ごろ感に着目した買いが入っている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、エネルギーを除く10業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株の上昇が目立った。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.75%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.28%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.50%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.12%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.26%高と値を上げている。クラウド関連も買われ、ビデオ会議アプリのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(@ZM/U)が6.78%高、ECサイト構築支援サービスを手がけるショッピファイ(@SHOP/U)が5.76%高と上昇した。
 このほか、クルーズ船銘柄も高い。カーニバル・コーポレーション(@CCL/U)とロイヤル・カリビアン・グループ(@RCL/U)がそれぞれ9.68%、7.70%ずつ値上がりした。英バークレイズが「(少し早いかもしれないが)業況がターニングポイントにある」と主張し、両銘柄ともに投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に引き上げたことが好感されている。



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