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2021/02/12 08:35

大引け概況(詳報):ダウ小反落、ナスダックは最高値更新 無料記事

 11日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は小幅に反落し、前日比7.10ドル(0.02%)安の3万1430.70ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は反発し、53.24ポイント(0.38%)高の1万4025.77ポイントと過去最高値を更新している。
 前日に最高値を記録した反動で、ダウ平均構成銘柄は利益確定の売りが広がった。30銘柄中約半分が下落するなか、足元で上昇していた石油大手のシェブロン(@CVX/U)や工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)、ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(@WBA/U)などが下げた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が下落。なかでも、原油安でエネルギーの下げが目立つ。WTI先物3月限の清算値が2週間ぶりの低水準(前日比0.8%安)に下がるなか、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.50%安、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.71%安、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が0.95%安、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が0.94%安に沈んだ。
 一方、半導体を中心に情報技術は高い。米ホワイトハウス報道官が「バイデン政権は半導体の供給不足問題に対応する」と述べたことを追い風に、半導体銘柄がほぼ全面高。ラムリサーチ(@LRCX/U)が7.46%上昇したのをはじめ、アプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が6.72%高、マイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.02%高、テラダイン(@TER/U)が4.92%高と買われている。
 他の個別動向では、画像検索・共有アプリのピンタレスト(@PINS/U)が7.29%高と急伸。「マイクロソフトが過去数カ月にわたり、買収を視野にピンタレストと交渉をしていたもようだ(現在は交渉が進んでいない)」と報じられたことが刺激材料だ。


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