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2020/06/23 08:48

大引け概況(詳報): 上昇、主力ハイテク株が高い 無料記事

 22日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比153.50ドル(0.59%)高の26024.96ドルと反発し、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が110.35ポイント(1.11%)高の10056.48ポイントと7日続伸して取引を終えた(ナスダックは最高値を更新)。週末20日に新型コロナウイルスの新規感染者数が連日で3万人台を超えるなど、感染拡大「第2波」への懸念が強まりつつあるものの、それに伴う追加支援策などへの期待が追い風となった。
 「巣ごもり消費」や「リモートワーク」への注目が再び集まるなか、主力ハイテク株が相場をけん引。IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が2.62%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.78%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.45%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.16%高、ソフトウエア大手のアドビ(@ADBE/U)が2.48%高と軒並み値を上げている。アップルに関しては、年次の開発者向け会議「WWDC2020」を開催したこと、ブローカーのコーウェンが目標株価を335→400ドル(↑19%)に引き上げたことが刺激材料となった。
 他の個別銘柄では、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が3.89%高。パイパー・サンドラーが目標株価を96→112ドル(↑17%)に上方修正したことがプラス材料だ。
 一方、新型コロナが逆風になる旅行関連銘柄は逆行安。航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が6.75%安、クルーズ大手のロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)が6.75%安、カーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が3.37%安、カジノ大手のウィンリゾーツ(@WYNN/U)が4.00%安と値を下げた。カーニバルに関しては、北米事業の運航停止期間を7月末→9月末まで延長したことがマイナス材料。アメリカン・エアラインズについては、増資・起債などを通じ、約35億ドルを資金調達する計画が伝えられた。




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